日本財団 図書館


なお、バス停とコンビニエンス・ストアとの連携・複合化を図る際、店舗や駐車場等の配置状況により、連携・複合化が短期的に実現可能なケースと中・長期的な対応を要する施設も存在する。この場合の問題点としては、駐車場への自動車の出入りとバス停位置の関係が大きな要因となる。
これを図IV-3に示した施設配置パターン別に問題点を提示すると、次のとおりまとめられる

 

Type1:<駐車場が無いタイプ>
●来店客の自動車が店舗前に駐車しているケースが多いため、バスがバス停に擦り寄ることが困難となる。等
Type2:<駐車場が店舗に隣接して設置されているタイプ>
●駐車場満車時等で来店客の自動車が店舗前に駐車している場合、バスがバス停に擦り寄ることが困難となる。
●来店客の自動車が乗降のために停車しているバスを追い越し駐車場に入る場合、あるいは対向車線から右折する場合、バス車体により歩道が死角となり、歩行者や降車した乗客との接触事故が生じる可能性がある。
●買物を終えた客が駐車場を出る際にバスが停車していると、バス車両による死角が生じ、後続車の挙動または対向車の通行状況の把握が困難となる。 等
Type3:<駐車場が店舗正面に設置されているタイプ>
●来店客の自動車の出入りが店舗で行われるため、店舗前面へのバス停設置は困難である。 等
Type4:<駐車場が店舖正面および隣接して設置されているタイプ>
●Type2および3と同様

 

077-1.gif

 

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION